雪の日記2

高知の田舎で生姜のお仕事をしながら子育てに奔走中!

【大どんでん返し】猛省している話(長反省文)

もうすぐ人生も39年に到達し、40年目を迎えようとしているこのわたくしでありますが、昨日人生1大反省した件がございます。

 

 

家族全員コロナだった。

 

 

これはもう・・・なんと言いますか・・・青天のなんちゃら・・・。

順を追って。

 

≪月曜日≫

あたくし、鼻詰まりと咳が残っているものの熱はひいていて仕事に戻っている。

Kちゃんは症状が全くなくなり元気に登園復活。

旦那っち、まだ熱が引かず、念のためコロナの検査を受け、陰性を受ける。

仕事は代休であった。

 

≪火曜日≫

あたくし、仕事。

この日は遠方までトラックを走らせ生姜を受け取りに行く予定であった。

Kちゃん、元気に登園。

朝からめっちゃ走っとった。

旦那っち、仕事先から念のためもう1日休め、再検査をしろと言われる。

起きてこないので知らない。

 

この時点で私はめちゃくちゃ腹を立てていた。

何が再検査だ。

熱は下がっている(はず)なのに再検査なんてしたら実費じゃないか、そんな金こっちが出すわけにはいかん、検査を求めるなら検査費用は職場が持てばいいじゃないか、と。

なにより、自分たちがコロナに罹っているわけないという思い込みから、何か言いがかりをされているようでとても嫌だった。

それに今日は忙しい。

午前中に工場での仕事を終えて、午後は長距離慣れないトラックを運転して、自分が掴んだ取引先との初めてのやり取りがある。

自分の仕事にとって大きな転機になるであろう大事な日だった。

 

旦那っちからコロナ陽性反応が出たとの電話がかかった。

 

しゃがみこんでいた。

なんでやねん。

そんな文句を言っていた。

 

そして責めていた。

 

てめーが出かけたせいだろうが、と。

私と子どもを巻き込むな、と。

私とKちゃんはかかっていないと思い込んだ。

 

そっからは大変。

もう午前もあと半時間で終わる。

年老いた義父とマスク越しではあるが普段通り話をしていたし、同僚とも普段通り接していた。

換気全開にして外から説明、段取りをした。

今仕事を放棄するわけにはいかない。

もう終わりかけの自分の仕事を無言で終わらせ、トラックの運転は同僚に任せて自分は自分の車で別々に行くことにした。

他の仕事は同僚に任せるしかない。

明らかに自分の身を案じる義父。

予定していたスケジュールで動けなくなってしまった同僚。

とにかく申し訳なかったし、情けなかった。

 

自分の旦那のせいでこうなった自分が悔しかった。

 

Kちゃんを迎えに行かなければならない。

お昼ご飯はちょうど終わったころかな。

一旦家に帰ると座っている旦那っち。

私は全身全霊を込めて態度で責めた。

こいつのせいで、と体に言わせた。

 

「普通に考えてKちゃんが原因やろ」

 

そう言い放った旦那っちに、秒で反撃。

 

「それはわからんやん、あんたは外に遊びに行っちゅうけど、Kちゃんと私は人混みには行ってない」

 

それからすぐに幼稚園に電話をしてKちゃんを迎えに行き、自分と子どもは検査キットを購入してすぐに検査してみるつもりだと伝える。

帰りに薬局に電話をして事情を説明して検査キットを購入。

これ、1つ1,870円もするんだよ(´・ω・`)

医療用と同じレベルの精度で出るやつ。

帰宅して即実行。

すぐ出た、陽性、2人とも。

早かったねー線が出るの(笑)。

でも私にはがっかりしたり落胆している暇さえなかった。

そう、生姜を取りに行かなければ。

トラックを運転する同僚と工場を任せる同僚に結果を報告してから、すぐに出発しました。

もちろん取引先さんにも電話で事情を説明して、失礼ながら遠くから眺めるだけになりますがすみません、と(笑)。

そうやってなんとか仕事を終え、あとのことも同僚に任せて、一日が過ぎました。

 

この遠方に向かっている片道1時間半ほどの道中、いろいろと冷静に考える時間ができた。

そして考えた。

冷静に。

そうなのよ、冷静になって考えれば、誰だって最初に具合の悪かったKちゃんがコロナもらってきた、でつじつまが合うよね。

体調を崩した金曜日、Kちゃんの荷物を幼稚園に取りに行ったとき、園で1名コロナ感染が出ましたってお便りをもらっていた。

それでも私はKちゃんは違うと思ったし、Kちゃんのクラスの子じゃないと思った。

ちゃんと冷静に考えることが出来ていたなら、同じ日に体調を崩したKちゃんが検査をしていたら陽性が出ていて、園からのお便りでは2名になっていたかもしれない。

 

でも私はそう考えなかった。

 

だってそうしたら仕事ができなくなる。

 

それに、その具合の悪いKちゃんをつれて、年老いた義父母を車に乗せたのだ。

施設の義母をワクチン接種に連れて行った。

同行した義父。

もしこの2人に感染していたら・・・。

そんなこと考えただけでも恐ろしすぎる。

 

だから、Kちゃんと私はコロナであってはいけなかった。

だから、全力で否定した。

だから、旦那っちを責めた。

 

自分の事情を優先したばっかりに、反ってもっと恐ろしいことになっていたかもしれない。

感情を優先したばっかりに、思い込んだ事実を現実として見てしまった。

 

しんどいKちゃんを検査結果が出るまで待たせるのはかわいそう。

義母の送迎は私の責任。

仕事を取ってきた私が最後までやりたい。

 

そんな自分勝手な感情と、そして最大の感情は、旦那への嫌悪

ごめん旦那(笑)。

世の中のご夫婦では珍しくないと思いますが、夫が腹立つという感情。

私は毎日持っています(現在進行形)。

日々の些細な苛立ちも積み重ねると特大の威力になっています。

最新の(苛立ちを通り越して)雷(いかずち)はこのやり取り。

Kちゃんが反抗的な態度を取ったので怒ってほったらかしにしました。

 

妻「あの子のあの態度、妹とか弟ができたときに赤ちゃん返りする子どもみたいなもんやろうかねぇ、猫が来て」

 

夫「そうやと思うで」

 

てめーだよ。

 

ここで私はそう思いました。

猫優先なのはてめーなんだよ。

やれ足が痛いだ腰が痛いだで、子どもが上に乗ってきたら怒るくせに、「ララよ❤ララよ❤」と言いながら猫には乗ってきてもらいたいてめーだよ。

風呂に入ったって一緒に遊んでやんねーからてめーとは入りたがらないんだよ。

 

私はこの会話の翌日、Kちゃんにはちゃんと伝えました。

 

お母ちゃんは世界で一番あんたが好きやし大事ながよ。

 

本音やし本当のこと。

ちゃんと目を見て聞いてくれました。

おとんは知らんがおかんだけでも自分の味方であることはわかっておいてほしい。

ちゃんと伝えんとわからんかもしれんし、伝えたら安心するかもしれんと思って、ちゃんと言葉にしました。

 

そんなことがあって、よけいに旦那っちに対する嫌悪が増していたこともあったと思う。

冷静な判断ができていなかった自分に反省。

あのとき検査させておけばよかったと後悔。

大丈夫と思い込んで巻き込んでしまった周りに申し訳ない。

もうそろそろ感情をむき出しにしてしまう生き方を変えないといけない。

 

そんな考えを持たせてくれたCovid-19・・・

さんきゅう・・・