田植えをどれだけの方が知っているだろうか。
本当の意味で知っているだろうか。
都会の人間が田舎で「農業体験」とか言って畑仕事を手伝ったり田植えをしてみたり、原点回帰のように人間はあるとき気付くのです。
人は、土から離れては生きられないのよ。
かの名作「天空の城ラピュタ」でもシータが力説しています。
「土に根を下ろし、風と共に生きよう」と。
いやー映画って本当にいいもんですね。
それはさておき。
かつて私の幼少時代には、もちろん家で田んぼをしていました。
亡き母はその炎天下での農作業のせいで顔にでっけーシミを作っていて、なにげにそれが私のトラウマになっています(笑)。
日焼けはすまいと必死。
さておき(2回目)。
私が小学校高学年の頃に田んぼを一切やめ、それからというもの、私は田んぼから疎遠な生活を送ってきました。
先日第2の故郷久万高原町中津の両親のもとへ、種生姜を届けに行っていました。
そのときちょうど田植えをしていました。
ちょっと待ってかっこよくない?
農作業をする男の姿、まじで惚れる(笑)。
見惚れてしまいました。
それと同時に、なんでここの米が美味しいのか、なぜ日本人が米を大切にしてきたのか、そんなシンプルなことに気付かされた気がしました。
米を植えろって神様が言うたんでしょ?
それからずっと米を植え続けたんでしょ?
それがお金の代わりになるほど貴重なものになったんでしょ?
やっぱ日本人は米だよ。
糖質制限とか言って米食ってなかった人間が言うんじゃねーよって(笑)。
今日から米食べる。
大事にする。
感謝する。
そんな気持ちになりました。
今朝、玄米ともち麦足して米を炊きました。
私は米とともに生きます。
こーやって協力しながら毎年お米を植えるんだぜ?
そりゃまずくなるわけないよ。
農家ってすごい。
改めて思いました。
根性なしの私じゃ農家になるなんて絶対無理やけど、その分感謝の気持ちを込めて作物をいただきます。
日本人でよかった。