雪の日記2

高知の田舎で生姜のお仕事をしながら子育てに奔走中!

愚痴

昨日は久々に効いた。

ショックがでかくて無気力になっとった。

あー…そーなんだねー…って脱力して、それでも歯は食いしばっていたみたいで夜には鈍い頭痛が来た。

ちゃんと覚えておこうと思って書きます。

 

事業承継、代表交代。

一番大事なことはなんでしょう。

間に合わせること?

引き継ぎを抜かりなくやっておくこと?

早目に始めておくこと?

 

違います。

 

先代がスパンと身を引くことです。

 

いつまでたっても先代が口を出してきたり、前と変わらず仕事をしていては承継にならないし交代になっていない。

これが交代する側もされる側も難しいのです。

成長したい側と、心配する側。

承継が上手くいく要はここだと思っています。

 

うちの場合は少し事情があるので、スパンと身を引かれては心配な部分が大きいので、ガッチリとは当てはまらない。

お義父さんからの事業を引き継いだわけですが、お義父さんは御年87。

身を引かれて仕事場に顔を見せなくなって家で1人でポックリ、なんてことは嫌すぎるので、毎朝コーヒーを飲みに来いや、顔は出しに来てよ、と言ってあります。

ただ、実際の作業は少し前からほとんどやっていなかったので、作業に口を出すことはあまりないし、事務作業や取引先とのやり取りもやり方を私が変えたのであまり口を出さない。

 

そう、あまり、ね。

 

ちょいちょい口は出します(笑)。

でもそれもいいよね、って話。

そりゃ気になることもあるでしょうよ。

その場におる限りは気付いたことも言うでしょうよ。

 

私が言いたいのは、実際の行動というよりも、精神的なこと。

 

譲る気がない。

 

いや、譲る気があって譲ったし、本人も限界に近いものを感じていたから交代したわけなんやけど、心の奥底というか、本音というか、深層心理と言うか。

無意識な認識していないところで譲る気がないのです。

それは感情とか心の動きとかいったセンチメンタルなものじゃなくて、体に染み込んだ習性といったほうがしっくりくる。

 

思ったことは言わないと気が済まない、という感情的なものじゃなくて、思ったことを言ってしまう、という本能的なもの。

 

ちょこちょこ口を出されることに関しては、聞くこともあれば聞いて流すこともある。

だけど、昨日のはズシンと効いたの。

自分の中ではとても嬉しいことがあって、それを台無しにされた気分でした。

 

配送屋さんの送状伝票が届いたんやけど、私が使う用の印字がされていました。

お義父さんの代からは住所も電話番号も変わったので、これまでは二重線を引いて訂正していたのが、印字されてきたので手間が省かれるし、なにより認められた感があって嬉しかった。

 

その伝票を、お義父さんが自分の棚に片付けた。

 

たったこれだけのことです。

これにダメージを受けたのです、私。

「ここに入れちょこうか?」という相談もなし、「ここに入れちょくよ」の報告もなし。

 

勝手に、開けて、自分の、棚に、片付けた。

 

別に私だって、引き継いだ事業は自分のもの!という気もなければ、お義父さんは引っ込んじょって!という気もない。

そうじゃない。

 

私は認められたい。

 

もうあとは任せれるね、安心やね、頼んだよ、と認められたい。

それがないのです。

口ではそう言ってくれるけれど、行動はそうは言わない。

深層心理では認めていないし、譲る気がないから、自分がやらんといかん!という気持ちが強いから、こういうことをするのです。

 

決して悪気がないことも、わざとじゃないこともわかっています。

たからこそ悲しい。

自然に出る行動だから本性ってこと。

 

お金の動きを見過ごさんように注意したり、給料日の心配をしたり、今まで自分がやってきたやり方と変えてしまってちゃんと通じているのか不安になったり、それはわかります。

まだ初めて1か月経ってないからね。

失敗してから言うより、手前で声かけたほうが安心やもんね。

それは私だってありがたいのです。

 

見守るって難しいよね。

ぐっと堪えるって、難しいよね。

 

でも私だって抜かりのないように、迷惑がかからないように、緊張して気を張って気を配ってやってます。

見てよ。

それを見てから言ってよ。

 

認められたい。

認められていない。

 

そんな1日の終りでした。

はぁ。 

今朝はちょっと回復してます。

今日も頑張ります。