雪の日記2

高知の田舎で生姜のお仕事をしながら子育てに奔走中!

【長文】事務職について

思い起こせば、中学生のころ、勉強が嫌いではなかった私。

勉強が好きとか嫌いとかよりも、ノートを作るのが好きだった。

当時大流行りの無印良品の無地のノートの表紙に、これまた流行っていたワンピースの絵を描いて、そのノートを使い終わったころにはその表紙がほしいと言ってくれた友達にあげたりしていた。

 

高校時代は勉学には一切目を向けず(笑)覚えが全くないけど、留学中もノートを作っていた記憶がうっすら・・・。

そして学生期間が終わるころに、ビザを申請するための書類作りをした。

そりゃあまぁSDGsも腰を抜かすほどの書類を用意する。

偽物のポスターを作ったりCDのジャケットを作ったり(笑)。

「自分は音楽家ですよ!アーティストですよ!」と証明しなければならないので、質がない分量でこなす。

推薦状や自分のプロフィールなど(もちろん全部英語)も作った。

 

そして帰国してから事務職に就いて書類を作る機会が増えた。

留学中は小論文みたいなものをよく書かされていたので、マイクロソフトWordばかり使用していたが、事務職はエクセルを使う機会も増えた。

初めての派遣で初めての事務職に就いたときは、専門ソフトを使うことが多かったけど、Wordで文書を作ったりすることもあって、すごく勉強になった。

商工会に1年だけいた間も、文書をWordで作って、エクセルでデータを入力していたような・・・(うろ覚え)。

自分で仕事をするってなったら、管理は全てエクセルだった。

 

そして一番の影響と衝撃を受けたのが、建設会社の事務員になったとき。

これまで使ったことのない式を組まれたエクセルに触れて、めちゃくちゃ勉強した。

前任の事務の方がファイルを作っていたそうなんやけど、感動の嵐だった。

これまで、同じページにあるものを引っ張ってきてデータとして入力していただけのひよっこが、全然違うファイルからデータを引っ張ってこれる仕組みに出会って衝撃を受けた。

それからはエクセルのとりこ。

どれだけ最初に苦労して式を組んでも、あとから作業するときに1つ入力するだけで全データが反映されるような、そんなファイルを作れるように独学で勉強した。

 

私は天性の事務員だと思う。

事務職が好きだ。

 

地味~にパソコンに向かって書類を作ったり計算をしたり、人がめんどくさいと言うようなことをするのが好きだ。

 

現在、代表交代して私が事務作業をしているけれど、これまたたまらん。

これまで、お義父さんは白色申告といって、ざっくり・どんぶり勘定な会計をしていた。

長年やってきた仕事で困ったこともなかっただろうし悪いことでもなければ人に迷惑もかけず一人でやられていたのだから大したもんです。

でも、今回私は「青色申告」をすることに決めた。

なぜか。

 

ざっくりしたことができないから。

 

まーこれでえーやん、みたいなのが苦手なのだ。

ピタッと合っていないと気が済まないし、ふわっとさせると気持ち悪い。

最終的に数字がピッタリあわないとダメなんですよ、という青色申告は私の性分に合っていると思う。

 

商工会時代に再会してお世話になった先輩に今でもお世話になっていて、アドバイスをいただいたこともあって、毎日事務作業は進めている。

どんな小さな会社でも仕事をしている限り毎日書類は必要になる。

それを少しずつ帳簿にしていく。

 

この作業がたまらん!!!

 

あれとこれの数字が合う、たまにゼロに戻る、この感覚が最高(笑)。

自分のやっていることを認められているような気分になる。

お義父さんはしきりに「細々したことを見逃したらいかん」と言ってくるが、見逃す余地がないのだ。

毎日起こったことを記録していって追っているのだから、その作業を止めない限り見逃さない。

これまでざっくりとした作業をしてきたお義父さんには、キチキチした作業の仕組みがわからないのだろう。

自分の経験で注意してくれているけど、ご心配なく!

初年度くらい緊張してガチガチにやりますよ。

 

さあ今週も頑張ります。