秋は神祭(じんさい)シーズンです。
五穀豊穣の報告御礼のため民がお宮へと集う。
私が現在住んでいるところでも神祭はあります。
毎年お神輿行列が出て、天狗が子どもを脅かしたり、小さな女の子の姫様が大人をほっこりさせたりしています。
しかし、ここ3年ほど行列の中止があり、今年もお神輿のみの行列となりました。
コロナの流行だけでなく、担い手不足も原因の一つです。
さて、実家の田舎も当然神祭真っ盛り。
今年はちょうど日曜日となり、当家(とうや:責任者)がうちのおとんになったこともあって泊りで帰っていました。
土曜日の夜、おとんが仕事終わってから買い出しがあるというのでスーパーで待ち合わせ、しこたま買ってラーメン食べて帰りました。
チャーシューは盛らないと誓った上にダイエット中なので小さい味噌ラーメンに半チャーハンのセット。
チャーハンは譲れない(笑)。
Kちゃんも小さいラーメンとのことで、食べ残しは食べてあげようと思っていたら、スープも全部飲み干した(笑)。
血は争えぬ・・・。
「おかあちゃんのすわりかた!」とか言いながらあぐらかいてモリモリ食べてました(笑)。
日曜日は朝から雨降りで、準備のおとんはカッパでびっしょりになって帰ってきました。
私はその間にお弁当を作って荷物をまとめて、時間が来たところで神主のばーちゃんのお迎えへ。
人んち大好きKちゃんは「おばあちゃんち入ってもいいのぉ?」と聞いてました。
ダメです(笑)。
うちの田舎のお宮は、山の中にあるのは当然なのですが、変わったことに人家よりも標高の低いところにあります。
川淵の国道の近くまで降ります。
昔はみんな山を下って田んぼを抜けてお宮へ行っていました。
それがしんどくなって(笑)、国道まで車で行って、下から少し山を登ってお宮に行くようになりました。
御年92のばーちゃんを傾斜60度みたいな山道を上り下りさせるわけにはいかんので、少しでも楽な国道からのコースで登りました。
それでも結構な山道やけど、Kちゃん平気!
どんどん登るし走る(笑)。
元気~。
神様の粋な計らいで雨があがって、お祭りが始まるころにはお日様が出ていました。
ばーちゃんが歌を歌ったら神様が出てくるのよ、とざっくり神事を説明し、忠実に信じた4才児は神様が出てこないと文句垂れてました(笑)。
神様はずーっと見てくれよったと思うよ。
神事の間ずっとお利口さんで座っていて、上手に玉串もできたKちゃん。
田舎のお宮に小さな子どもが来たのは何年振りかね、なんて言われながら、お下げしたお供え物とお弁当をつつきながらご近所のみなさんと談笑しました。
ちょうど休みが重なったから来れた山の神社でしたが、来られて本当によかった。
総勢9人の小さな神事ではありましたが、続けることの大切さが毎度身に染みる神祭でした。