こんにちは、愚痴子です。
先日あった、えまだそんな話してんの?令和も4年ですよみたいな話聞いてください。
あたくしの義父は御年87になられ、いまだに仕事は現役、神社の総代や地区の役員も「まだまだ若いもんには譲れん」と言わんばかりに長年続けていらっしゃる、そのうえ頭はしゃっきとしていて耳だって遠くないし至って健康体でいらっしゃるという、長老会のスター的存在のお方なのです。
戦時下に生まれ大変な思いもされたらしく、お父様が破天荒なお方でご苦労もあったそうで、家業のお店、昔の「商店」いわゆる「なんでも屋さん」で干物を売ったり年の瀬に数の子を売ったりと、小さいころから商売の経験を積まれ、お父様が果物の卸業を始められたのを継がれ、今では生姜の卸業に落ち着き、長年一人親方で頑張っていらっしゃいます。
すげーでしょ。
さらに、不動産も持っていて、管理も人に任せず自分でやってらっしゃいます。
すげーでしょ。
つまり、
金持ってんね!!
ってことはどーでもよく、
とにかく商売人で頑張り屋で現役突っ走ってます!
ってこと。
それで何が一番すごいかって、
とにかく温厚である。
私はいつも人に言うのだが、「いい人」を絵にかいたような人だと。
とにかく怒るようなことはなく、とにかく下手に出ていつもニコニコしていて、我々周りの人間が何かに対して腹を立てていても、ハハハと笑い「まあまま」と諭してくれる、そんな中身までできたお人なのです。
いやまじすげーでしょ。
そんなお方でもどーしても治らないものがある。
それは、
昭和脳。
かつての「これはあーあるべき」「これはこーするべき」というお堅い考え。
それで人と対立したりぶつかったりすることはないが、私はたま~に頭固いな~と思うことがある。
先日の話。
お義父さんのアパートから出られた人がいて、その部屋を確認された時のこと。
掃除機一つかけてなくほこりだらけだった、と。
そこで一言。
「まあ男の人はいかん」
これ、わかります?
男の人は掃除しない、女の人はきれい好き、という、由緒正しい(笑)固定観念です。
実はお義父さんは、お義母さんが腰が痛くて家事が一切できないので、全部やる。
買い物、掃除、洗濯、ゴミ出し、全部。
晩年になってそういう状況になり、今まで奥さんに任せっきりだった家事がどんなに大変なことか痛感している、とこれまたニコニコしながら文句ひとつ言わずやられているのだ。
どっこい、男は掃除しない、だ。
男も掃除する時代になったけどやらない人もいるよね、じゃない。
頭の中は昭和のちゃぶ台返しのまま。
そこで私はクソ生意気に言ってしまった。
「性格ですよ」
そう、掃除するしない、自炊するしない、全部性格です。
しっかりしていようとずぼらだろうと、どこか抜けていたりどこかずば抜けていたりするのだ。
私で言えば、いろいろとかちっとさせるところもあるが時間には基本的にルーズ(最低)。
旦那っちで言えば、細かいことは全く気にしないが掃除させるとピカイチ(嫌がらない)。
と、まぁ、男だろうが女だろうが、やるやつぁやるしやらねぇやつぁやらん。
それは、平成になり男女平等が叫ばれ、令和になるころにはジェンダーレスなどと言われる時代になった背景があるように、男だって育児休暇取るし、女だってレスリングで優勝しちゃうのだ。
ミニマリストな男の人がいて、虐待で子ども死なせちゃう女がいる。
だから、古今東西本当は「男はこう、女はこう」という話は筋が通らないことが多いのだ。
でもそれが当たり前だった時代に生まれて激走した方に、それを今さらどうこうしろって方が間違っている気がする。
だってそういう考えだって自由だし、それも性格やし。
本当は職場でどーしよーもなくポンコツなおっさんがおって、そのポンコツぶりも性格なのか、って話に持っていきたかったけど、長くなったのでやめちょきます(笑)。
ポンコツおじさんの話はまた今度。
最後に「女のくせに両手で焼き鳥を食う」Kちゃんをどうぞ(笑)。